もう15年以上前ですが、マルチ商法(ニューウェイズ)に誘われ、セミナーなるものに行ったことがあります。
面白がって行ったのですが、思ったより宗教っぽい雰囲気でヤバさを感じたので、早々に脱出した記憶があります。
会場まで相乗りを勧められたけど、断固自分の車で1人で行ってよかった。リスク管理って大事です。
で、当時入信していて私を勧誘してきた2人は、今も会社の同僚です。(もう辞めたみたいですが)
この2人、申し訳ないのですが「仕事のできない人」です。
疑問を持てない
詐欺もそうなのでしょうが、マルチ商法みたいなオイシイ話なんて簡単にあるはずなく「あやしい」と思えれば、その時点で引っかかることはないです。
逆に引っかかる人は「あやしい」と思うことが出来てないです。
- リスク無く簡単に儲かる
- 真に環境に良いシャンプーとか作ってるのはニューウェイズだけ
- 私(講師の人)は車をもらった
- これはマルチ商法ではありません
といったセミナーの内容を、皆さんニコニコ頷きながら聞いてます。
自信満々に言われていることもあり、ホントに正しいのか?といった疑問を持てないようでした。
「疑問→仮説→検証」の経験値が得られない
自分で疑問を持ち→自分で回答を考え→自分で答え合わせ。
もし間違いあれば、なぜ違うか?どこが違うか?の疑問から、仮説&検証を繰り返す。
この過程で得た知識は、忘れにくいし応用もできます。
それに、大抵の課題は、このサイクルで解決策を導き出すことになります。
そのスタートとなる「疑問」を持てないと、仕事の多くの場面において「指示されないと何もできない」ということになってきます。
指示通りに動いていても、
- 些細な障壁でも対処できない
- 他の人に違うことを言われることで迷走する
- 少しずつ目的や本筋から外れた作業になる
といった感じで、仕事のゴールにたどり着きません。
途中報告を聞いた上司もウンザリしてきて、「仕事のできない人」として認識されます。
日頃から疑問を持つ癖をつける
疑問を持つより信じる方がラクです。
ラクじゃないことを癖なつけるためには、筋トレのように繰り返して身につけるしかないです。
まずは「今あるものと比較する」ことから始めるのが良いと思います。
例えば「これはマルチ商法ではありません」に対し、
「じゃあ他のマルチ商法と何がちがうのか」(疑問)
「実は他のマルチ商法と変わらないのではないか」(仮説)
ググってみる(検証)
といった感じです。
断れない
もうひとつマルチ商法の信者になっしまう要因で考えられるのが、「断れない」です。
入社1~2年目くらいのときに会社の先輩に誘われ、断りにくいこともあり足を踏み入れてしまったようです。
そりゃ断りにくいですよね。その先輩のズルさも伺えます。
断れなかったことを身近な人に相談する
断るのが苦手な人は、私と違ってとても優しい人なのだと思います。そこに相手が先輩とかだと、パワハラ的な要素も加わり断れないことに繋がります。
そういった場合は、素直に信頼できる人に相談してしまうのが効果的です。第3者の視点や意見は参考になるし、場合によっては助けてもらったりできたりしますので。
仕事においても、できない依頼を断れずに受けてしまうのは、結果的に不誠実なことにもなりかねません。
必要なことは断る。
「上司に相談してから返事します」でも良いと思います。
マルチ商法に気をつけましょう
という話でした。
意外と近いところに信者が居たことに驚いた記憶です。
いつ自分が勧誘されるかわかりませんので、「疑う」「断る」のスキルは仕事の面でも身に付けておきたいものです。
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