末娘ちゃんも3歳になりまして、自己主張がしっかりしてきました。
ちなみに長男ちゃんよりも、ぜんぜん我が強いような気がしてます。
「おやつ食べたい」「動画見たい(YouTube)」といった、無限にokできない案件もあるので交渉が発生します。
これがまた手強いわけです。
要求が明確でブレない
そこに表現力は不要のようです。
先日『お気に入りのパジャマが洗濯して乾いてない事件』が起きました。
「着たかった!」「着るの!」と言っておられます。
乾いてないパジャマは着れませんので、替わりのパジャマを勧めるのですが「イヤだ!」とのこと。
まだ乾いてないから着れない→「イヤだ、着たい」
触らせてみて濡れてることを確認→「ダメ、着るの」
こっちのパジャマもカワイイよ→「イヤだ、あっち着るの」
お気に入りのパジャマを着ることが目的です。着れない理由を説明されてもキッパリNoと言い、もとの要求に話を戻します。
こっちのパジャマもカワイイよ→「かわいくないもん」とかの反応なら、そんなことないじゃん、末娘ちゃんの好きなピンクだよ!といった、カワイイか?の折衝に持ち込めます。
こんな感じで、少しずつ目的からブレてくれる相手は折衝しやすいです。
それが通じない末娘ちゃん、手強いです。
要求の真意を探して解決
このパジャマ事件、あきらめて別のパジャマを着てもらうよう、お願い申し上げること約15分、平行線です。
ママがイライラし始めており、一触即発の状況です。
怒って無理やり着させることも、できなくはないのですが、先日それをしたところ「パパ大きな声で怒るからキライ」と痛恨の一撃を浴びた経験より、避けたいです。
ということで、何故あのパジャマがいいのか?ヒアリングしてみました。
「末娘ちゃん、あのパジャマが着たかったんだね。どうして?」
「着たかったの」
この辺りは表現力の問題で、うまく理由を説明できない様子。
こちらから候補を挙げてYesかNoで答えてもらいます。
ピンクが嫌なの?→「違う」
あっちのパジャマが好きなの?→「うん」
明日は着れるよ→「ダメなの」
じゃあパパと一緒にパジャマに言いに行こうか→「うん」
末娘ちゃんにとって、お気に入りのパジャマは友達みたいなものだったようです。
ので、今日着ないのは友達パジャマに悪いと思ってたんですね。
抱っこして乾かし中パジャマのところへ行き、一緒に「ごめんね、明日は着るからね」と言っことで、替わりのパジャマを着てもらえました。
翌朝「今日は着るからね」と声かけてるのを見て、向き合って解決できて良かったかなと。
仕事でも、相手が主張を譲ってくれない場合、相手自身も譲れない真意を言語化できてない場合があります。
そこを予測しながらヒアリングして引き出せれば、相手が本当に譲れないポイントはキープしながら、こちらの要求との両立策(落としどころ)を考えることができます。
自分と相手の要求を明確に把握する
これができれば、折衝はほぼ完了かと思います。相手の最低限のポイントを守ってあげれば、こちらの要求も受けてもらいやすいです。
無理やり論破して要求を押し付ける(ゴリ押し)ことも出来るかもしれませんが、相手が前向きに受け取ってくれるわけもなく、停滞やトラブルにつながる可能性が高いです。
自分の主張はブレずに、相手の主張の真意を知る。折衝を成功させるポイントだなーと、末娘ちゃんのおかげで気づくことが出来ました。
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