
『スルー力』は重要なステータスですよね。まほうぼうぎょ力といったところでしょうか。
ストレス社会というラストダンジョンでは、「じょうし」や「こきゃく」といった強敵が出現し、「きれいごと」とか「おきゃくさまだからカミサマです」といったチート呪文でこうげきしてきます。
これらに対し、ぶつりぼうぎょで正面から向き合っていたらHPどころかMPまで枯渇し、いずれ倒れてしまうわけです。
スルー力とは何なのか
スルー力(スルースキル)がどのようなものかは、↓引用いたします。
ネガティブな言動を自分に向けられたときに、そのまま受け止めるのではなく、うまく受け流す(スルーする)こと
Cheer
うまく受け流すための「瞬発力的なもの」とも捉えられるのですが、それだとスルーしきれない場面が多くなってきます。
誰かからネガティブ攻撃を受けたとき、だいたい以下4パターンのリアクションになるかと思います。
①イラっとして反論する。
②イラっとするけど反論はしない。
③即座に感情オフして聞き流す。
④何とも思わない。
①②はスルー失敗、③④がスルー成功のパターンですね。
③即座に感情オフが「瞬発力的なスルー力」です。重要だし効果的です。
しかしながらストレス社会というラストダンジョンでは、恐るべき素早さのモンスターに遭遇することも珍しくありません。
瞬発的に感情オフするのが間に合わず、①②のスルー失敗となってしまう場合があります。
脊髄反射でスルーするために、モンスターの攻撃パターンを身体に覚えさせておくことが有効になってくるわけです。
妄想して備える
組織に所属している以上、日常的に接しざるを得ない人の中に1人くらいはネガティブ攻撃を繰り出してくる人が居るかと思います。
まずはその人のネガティブ攻撃のパターンを妄想し、スルーする練習をしておく。そうすることで、ネガティブ攻撃を実際にされても「③即座に感情オフ」ができるようになってきます。
多くの場合、相手に何らかの期待をしたものの、否定的なリアクションをされたときに、こちらとしてもイラっとさせられる、といったケースではないかと思います。
- いちいち不機嫌になる
- いちいち嫌味を言う
- 日本語なのに話が通じない
- 言い訳ばかりで何もしようとしない
- 大したタスクをしてないくせに忙しいとか言う
等々、こういったパターンが始まったら即座に感情オフする。そうすれば「またか」と思いながらスルーして終わるのを待つか、淡々と交渉を続けるとかできます。
このパターンを数多く妄想しておくことが、現場でのスルー成功率アップにつながってきます。
最近のテレワークだと、スルーモードに入れてしまえば後は簡単ですね。
イヤホン音量下げつつ、未読メール処理するとかしながら相手の余計な言動が終わるのを待ってれば良いわけです。
「④何とも思わずスルー」できるのが理想的
頻度の高いネガティブ攻撃については、徐々にスルーを習慣化していきたいところです。
ロマサガ的には「見切り」ですね。ソウルスティールだって見切ればノーコストでノーダメージです。
見切ったパターンは「④何とも思わずスルー」できるわけです。
課長「さっき良くスルーしたね」
私「え、何かありましたっけ」
みたいな会話につながってきたりします。
日頃から妄想しておく。期待しすぎないようにしておく。といったことが、自然とスルーの練習になります。
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