総理大臣に学ぶ、批評家への対応

コロナ禍でもオリンピック開催の可能性をギリギリまで検討されていますね。この件の対応について、野党がいろいろ批評しながら総理大臣に詰め寄っているニュースを見ました。

こういった時に、総理大臣は実に効率的に対応しているなぁと思います。

それは、ほどほどに相手する。

毎度の違和感なのですが、野党って反対意見ばかりですよね。

仮に与党の軸足が中止方向だったとすると、今の野党と意見一致です。ではその場合、野党は賛成するのか?

偏見ですが、中止のデメリットを並べ、結局は反対しそうな気がします。中止の経済損失はどうするんだ!とか。反対することが野党の使命なのかもしれませんが。

デメリットも考慮しながら深く検討し、トータルで判断しようとする人に対し、浅い知見で「ホントにそれで良いのか」とか、「検討やデータが不足していないか」とか言う人って居ますよね。

批評家·評論家·クレーマー·心配だーマン といった呼び方が当てはまる人たちです。

この人たちに対し、丁寧堅実に対応するのがベストとは限らないです。

ほどほどに相手する(当たり障りない答弁だけする)方が効率的なケースが多いのが実態です。

なぜなら、詳細検討していない人(極端に言うと素人)でも気づくことは、既に承知しているから。

とはいえ、明答までは出来ないのは、指摘の懸念は承知の上で、プロの知見で優先順位を下げているからなワケで。

  • そんなの詳細検証するまでもない
  • 簡単に言ってくれるな
  • 全部やってたら時間かかりすぎる
  • 責任はこっちが負うのだから、邪魔はしないでほしい

といった感じで、大きなお世話なパターン多いです。なので、希に有益な意見があれば、ラッキーだと思って取り入れる。あとは、もし相手が忘れてくれるなら、それもアリだったり···所詮そんな程度の責任感で、彼らは発言してます。

厄介なのは、我々は総理大臣では無いこと。相手側が管理部署とかで、我々の仕事に対し、採否権を持っている場合です。

その場合、テキトーに応対して納得感だけ得てもらうことが、ゴールということです。

  • 素人相手に、詳細すぎる説明やデータ提示はしない。さらに余計な突っ込みが来るだけです。
  • 語尾は言い切る。「おそらく1+1と思われ、2の可能性が高い」ではなく「それは1+1なので、2です」とか。
  • おだてて機嫌を良くしておくのも効果的。

といった感じです。

まぁ、今回のケースは「オリンピックは本当にやっていいのか?」ではなく、「中止すべきだ」と、自分の意見も言っているので、ぜんぜん良いです。私も中止派ですので。

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